人口から市場を探ってみよう!
突然ですが、岡山県の総人口って正確に把握していますか?
岡山県は全国でみた時、何位に位置するか知っていますか?
今回は”統計でみる都道府県のすがた 2021”をもとに岡山県を紐解いてみましょう。
”統計でみる都道府県のすがた 2021″は総務省統計局によって発行されている
社会生活統計指標を各都道府県別に438の指標が掲載されています。
その中から岡山県の総人口や男女比率、人口密度や飲食店数を抜粋しておりますので
ぜひ学びの一つとして最後まで読んでみてください!
データでみる岡山県と東京都
比較対象として東京都の指標と合わせて岡山県をデータでみてみましょう。
総人口
◎岡山県
総人口189万人 20/47位
男性 91万人 21/47位
女性 98万人 19/47位
◎東京都
総人口1,392万人 1/47位
男性 685万人 1/47位
女性 708万人 1/47位
岡山県は女性のほうが7万人多い!
東京の人口はざっくり岡山県の7倍!
この比較をみてあなたはどう思いましたか?
私は、改めて東京の人の多さにびっくりしております。
あれだけ小さな面積に岡山の7倍の人が生活しているのですね。。
人口10万人当たりの外国人人口
◎岡山県 900.8人 22/47位
◎東京都 2,801人 1/47位
この数字はどうでしょう。
観光ではなく生活している外国人人口なので岡山には思ったより
生活している外国人が多いのかなと印象です。
とはいえ全国でみると22位なので平均並みではありますね。
全国総人口に占める人口割合(%)
◎岡山県 1.50% 20/47位
◎東京都 11.03% 1/47位
日本に住む国民のうち1.50%が岡山にいるというデータです。
こう見ると全国民の10%以上が東京で生活をしていることが分かります。
総面積1k㎡当たりの人口密度
◎岡山県 265.7人 24/47位
◎東京都 6,344.8人 1/47位
広さの違う2つの県の総面積を1k㎡とした場合
東京都は岡山県の約24倍の人口密度となります!
このように分母を揃えてみると具体的にイメージしやすくなりますね。
15歳未満の人口割合
◎岡山県 12.5% 12/47位
◎東京都 11.2% 41/47位
初めて東京より高い順位になりましたね。笑
お酒を提供する飲食店からすると20歳以上のお客様がターゲットになります。
15歳から19歳までの割合を概算で追加して18%程度でしょうか。
つまり189万人×(100-18%)=154万人がお酒を呑むことのできる年齢の数
もちろんお酒をまったく呑まない方もいらっしゃるのであくまで分母です。
ここにビジネス・観光をどれだけ見込むかによっても変わりますが
岡山県内の市場規模を見るうえでは大切な指標の一つではないでしょうか。
人口増減率
◎岡山県 0.42%減 13/47位
◎東京都 0.72%増 1/47位
岡山県の人口は減っています!
人口が増えているのは東京都を含めた上位7県のみ。
人口の動きも知っておくとお金の流れも読めてきます。
驚きなのは40もの県で人口が減っているということ。
それだけ都心へ人が集まり郊外に人がいなくなっているのですね。
飲食店数(人口千人あたり)
◎岡山県 3.74店 42/47位
◎東京都 5.80店 3/47位
人口千人あたりの飲食店数は全国的にみても岡山県が少ないようです。
この数字に対しては多いのがいいのか少ないのがいいのか
判断が難しいところですが人口千人に対して3~4店舗と把握しておきましょう。
ちなみに1位は沖縄県 6.87店
2位は高知県 6.13店
この店舗数の違いは外食をする文化の違いなのでしょうか。
こうしてみると飲食店数も県によって異なることが分かりますね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
イメージ通りの結果でしたか?意外だったでしょうか?
一番伝えたかったことは ”市場を意識すること”
実際の立地により大きく条件が異なりますし形態によって
狙う客層も違うとは思いますが正しい数字や統計をもとに市場を
狙っていくことが大切と思いまとめてみました。
何か一つでも気づきが学びがあれば幸いです。
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