ジンの楽しみ方とテイスティング
ジンの基本知識やジンを彩りボタニカルを学んだところで
ジンがどんなお酒どうやって出来ているか分かったあなたに
ご自宅で簡単に楽しめるジンに飲み方について紹介します。
↓まだ読んでない方はこちらをご覧ください↓
ジンのテイスティング
では、ジンをテイスティングしてみましょう!
テイスティングの準備は以下の3点です。
・グラス glass (スニフターグラス)
・水 water (できれば軟水・硬水どちらも用意しましょう)
・ジン Gin(お好みの気に入ったジンを用意しましょう)
スニフターグラスとは底は広くなっていて
口がチューリップ型になっているグラスのことです。
ウイスキーのテイスティングにも使用されます。
要は香りを極限まで閉じ込め集中的に楽しむためのグラスです。
代用としてワイングラスでも構いません。
タンブラーグラスのような口が広いものは香りを一点に集中出来ないので
テイスティングにはおすすめできません。。
1.グラスにジンを30ml程度注ぐ(1ショット)
グラスにジンを注ぎましょう。
メジャーカップを使うと30mlが測りやすいですね。
2.香りを楽しむ
まずはジンの香りを楽しみましょう。
ジンに空気を溶け込ませることで香りはさらに華やかになります。
必要に応じてグラスを回してみましょう。
最初に鼻腔に飛び込んでるのはジュニパーベリーの香りだと思います。
松の実のような清々しい香りを存分に感じましょう。
ジンによってさまざまなボタニカルを感じれます。
シトラス・コリアンダー・カモミール・タイム・アーモンド。。。
それぞれジンの特徴を感じてください。
質の悪いジンはこの段階で雑味にような化学物質の嫌な香りがあるでしょう。
3.口に含む
それでは口に運んでみましょう。
味を感じましょう。
甘いですか。スパイシーですか。
これを「トップノート」と言います。
そのまま口に含んでいるとジンの温度が上がっていきます。
温度が変わると口の中に様々な香りが広がります。
木のような香りがあたりフローラルな香りだったり。
変化する香りや味を楽しみましょう。
4.飲み込む
飲み込みましょう。
飲み込む際に鼻に抜ける香りを楽しんでください。
これを「フィニッシュ」といいます。
5.加水をする
ジンと同量の水を加えてみましょう。
ウイスキーでは「トワイスアップ」と呼ばれる飲み方です。
口に含む前に香りを楽しみましょう。
先ほどとは違った印象になるはずです。
ジュニパーベリーの香りが強かったのに対し
さらにジュニパーベリーを感じるものもあれば、
先ほどは感じなかったボタニカルが顔を出すこともあります。
6.加水したジンを飲む
加水したジンを飲んでみましょう。
最初のストレートのジンに比べてアルコール度数も落ちるため
飲みやすくなっていると思います。
水を加えることで重厚感が増すものもあります。
バーテンダーのひとこと
ジンが大好きな私が様々なジンをテイスティングして思ったことは
・水は軟水が良い
あくまで個人的な見解ですが軟水と合うジンが多かったということです。
これも私が日本人だからなのかもしれません。
海外では一般的に硬水を飲み、日本では多くは軟水です。
ジンによってはその国の文化により硬水と合わせて飲むことが前提かも知れません。
軟水と硬水の定義は別の機会にお話するとして、読んで字のごとく
柔らかい口当たりなのは軟水です。
これがジンにもよく混ざり合い、溶け合い、香りを引き立たせます。
ぜひテイスティングの際、軟水・硬水を用意して違いを楽しんでください!